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戦法 · 矢倉

矢倉

互いに飛車を動かさず、玉はどちらも左へ。どちらがより堅く囲い、先に攻めるかを競う将棋になります。

このページの内容 6狙い組み方駒組みのあとの指し方気をつけることどんな相手に指すか矢倉の各戦法と、四手かける角

居飛車・囲いは矢倉・

31手目までの矢倉987654321abcdefghi 香香 桂桂 王王 角角 桂桂 香香 飛飛 金金 金金 歩歩 銀銀 銀銀 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 銀銀 金金 歩歩 銀銀 歩歩 歩歩 玉玉 金金 角角 飛飛 香香 桂桂 桂桂 香香
形。31手目までの先手の矢倉。要になるマスに丸をつけてあります。先手が手前で、後手の指し手はごく普通の居飛車・振り飛車の駒組みです。

狙い

互いに飛車を右に残せば、玉はどちらも左へ囲うことになり、そこで自然に組み上がる囲いが矢倉です。ですから矢倉というのは一つの戦法というより将棋の型そのもので、似た形の囲いが二つ、静かな手が十数手、そして駒の多い側での戦い、という運びになります。プロの将棋では百年にわたる主戦場で、手順は細かいところまで研究されています。

初心者にとっての要点はもっと単純です。手損せずに囲い、右の銀を3七へ持っていって攻める。

組み方

初形987654321abcdefghi 香香 桂桂 銀銀 金金 王王 金金 銀銀 桂桂 香香 飛飛 角角 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 角角 飛飛 香香 桂桂 銀銀 金金 玉玉 金金 銀銀 桂桂 香香
初形

一手ずつ進めるか、再生を押してください。

指し手をタップするとその局面に飛びます。盤を選ぶと矢印キーも使えます。

全手順と、その理由
#先手後手狙い
1▲7六歩 △8四歩
3▲6八銀 △3四歩 まず左の銀。これが7七の壁になります。
5▲6六歩 △6二銀 角道を止めます。
7▲5六歩 △5四歩
9▲4八銀 △4二銀
11▲7八金 △3二金 玉の隣に付く金です。
13▲6九玉 △4一玉 玉が一手ずつ左へ向かいます。
15▲7七銀 △7四歩 前の壁になる銀です。
17▲7九角 △3三銀 角が玉の通り道を空けて引きます。
19▲5八金 △5二金
21▲6七金右 △7三銀 二枚目の金が6七に来て、壁に加わります。
23▲6八角 △3一角 角は6八に落ち着き、長い斜めをにらみます。
25▲7九玉 △4四歩
27▲8八玉 △6四歩 矢倉の完成です。玉8八、金7八、金6七、銀7七。
29▲3六歩 △1四歩
31▲3七銀 ここから攻めです。右の銀を3七へ。

駒組みのあとの指し方

  • どの瞬間も危なくない順で組みます。銀6八、金7八と6七、玉は最後。組みかけの囲いに先に入った玉は的になります。
  • 攻めは、囲いに入らない駒で右から。銀を3七、4六へ、桂を3七へ、歩を3五へ。4六の銀と3七の桂で攻める形が、初心者向けの定番です。
  • 角交換は、自分の囲いが出来ていて相手の囲いが出来ていないときだけ。
  • 相手の矢倉は薄いところから攻めます。3三の銀の頭、端筋、そして2四の地点。

気をつけること

  • 手順です。矢倉は、自然に見える一手を一手だけ早く指したせいで、序盤十五手のうちに悪くなることがあります。まず一つの手順を覚えて、それを守ること。
  • 6六の歩。突いてしまうと、自分の都合のいい形で角交換をするのが難しくなります。
  • 相手が振り飛車のとき。飛車を左に振られたら矢倉は形が合いません。左に美濃囲いか、隅の穴熊を選びます。

どんな相手に指すか

相居飛車の将棋です。相手が振り飛車なら同じ手順でも別の将棋になるので、五手目までに相手の飛車の位置を確かめます。

矢倉の各戦法と、四手かける角

この戦法から分かれる指し方には、それぞれ専用のページがあります。先手番では、このページの最後の銀から始まる矢倉3七銀、同じ局面から分かれる脇システム、森下システム、雀刺し。自分は矢倉に組まずに矢倉を攻めるのがカニカニ銀と居角左美濃急戦です。後手番では、米長流・中原流・阿久津流の急戦矢倉と矢倉中飛車。もう一つは、戦法というより駒の運び方です。

四手角

四手角987654321abcdefghi 香香 飛飛 桂桂 香香 金金 王王 桂桂 銀銀 金金 銀銀 歩歩 歩歩 角角 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 角角 歩歩 歩歩 銀銀 金金 銀銀 桂桂 玉玉 金金 香香 桂桂 飛飛 香香
五十四手目。両者の角が四手をかけました。先手は7九、4六、3七、2六、後手は3一、6四、7三、8四。双方の玉は総矢倉に収まっています。

矢倉では、玉を囲うために先手の角が8八を離れなければなりません。四手角は、その角を交換せずに使う運び方です。角はまず7九に引き、4六に出て、3七に戻り、2六に収まります。合わせて四手です。

ja.wikipedia によると、四枚の金銀で囲う相総矢倉や古い定跡書に見られる形で、後手も▲3七銀に対して同じ道筋で8四に角を運ぶことが多く、現代ではあまり見られなくなりました。盤は、双方が四手角を指す一つの資料の手順の最後の局面です。左右対称の総矢倉が二つ並び、先手の角は2六、後手の角は8四にいます。

角を交換したほうが一手損になるので、どちらも交換しません。同じ資料は、ここからはどちらも攻め込めず、千日手になることを示しています。将棋ウォーズは、矢倉側はこの形を組ませてはいけない、と注意しています。

コンピュータ相手に指してみる。

アプリのコンピュータは、レベル9から12が四間飛車と矢倉の二つを定跡どおりに指し、Mino のレベルは人が指す序盤を指します。対局後の検討では、どの手で定跡を外れたかがわかります。まず手順を、次に狙いを試してください。

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