将棋城 · 駒
駒は八種類。六種類が成る。
盤に並ぶ駒は四十枚、種類は八つ。駒に色はなく、どちらの駒かは向きだけで決まります。取った駒は向きを変えて自分の駒になります。八種類のうち六種類は敵陣の三段に入ると成れます。ここでは一枚ずつ、利きの図と一緒に並べます。
玉将・王将ぎょくしょう・おうしょう
全方向に一マス、チェスのキングと同じです。取られれば終わりなので、このページのほかのすべてはこの一枚のためにあります。二枚の玉は字が違い、玉と王があります。慣例では上位の対局者が王を持ち、アプリでも相手の玉は王と書かれるので、二枚を取り違えることはありません。
飛車ひしゃ
角行と並んで盤上で最も強い駒です。縦の筋も横の段も、何かに当たるまで端まで走ります。各陣に一枚、二段目の右にいます。この一枚をどこに置くかで将棋の形が決まります。戦法の名前の多くも、居飛車か振り飛車かで付いています。
飛車の利きに、斜め一マスが加わります。 飛車の走りをそのまま残したうえで、四方の斜めに一マスずつ加わるので、周囲の八マスすべてに利きます。成れるときは成る、待つ理由はありません。
角行かくぎょう
斜めに、何かに当たるまで何マスでも。各陣に一枚、二段目の左にいます。つまり二枚の角は、初形から同じ角道の上で向かい合っています。その角道を開ければ三手目で角交換ができ、それを許すかどうかだけで一つの戦法体系ができています。
角行の利きに、上下左右一マスが加わります。 斜めの走りを残したうえで、前後左右に一マスずつ加わります。自陣の玉のそばに引いた馬は、将棋で最も堅い守り駒の一つです。
金将きんしょう
行けるのは六マス。前、斜め前の二つ、左右、そして真後ろです。斜め後ろには行けません。各陣に二枚、玉の隣にいます。まずこの形を覚えてください。成る小駒はすべて金と同じ動きになるので、最初の二枚から想像するよりずっと多く盤上に現れます。
成りません。
銀将ぎんしょう
行けるのは五マス。前、斜め前の二つ、斜め後ろの二つです。横と真後ろには行けません。ある意味で金の裏返しです。金が壁なら、銀は前に出て、また抜けて戻れる刃物です。各陣に二枚、金の外側にいます。
金と同じ動き。 成るかどうかは選べます。銀はそのままにしておくことも多く、攻めの場面では斜め後ろへ引ける値打ちのほうが、金の横一マスより大きいからです。
桂馬けいま
前に二つ、横に一つ、あいだにある駒を飛び越えます。前だけです。チェスのナイトのように八方へは跳べず、行き先は二つ、しかも二度と戻れません。だから攻めの駒であり、守りの利かないマスへ跳ねればそのまま失う駒でもあります。
金と同じ動き。 最終二段に入った桂は必ず成ります。成らなければ行き所がありません。
香車きょうしゃ
真っ直ぐ前へ好きなだけ、後ろにも横にも行けません。四隅に一枚ずつ。歩の後ろに構えた香は筋が開くのを待つ槍で、前に出てしまった香は成らないかぎり働きを終えています。
金と同じ動き。 最終段に入った香は必ず成ります。
歩兵ふひょう
前へ一マス、取るのも斜めではなく真っ直ぐ前です。各陣に九枚、すべての筋に一枚ずつ。持ち駒を作るために交換するのが歩で、その持ち駒の歩が多くの攻めを成立させます。歩だけの決まりが二つあります。二歩、そして打ち歩詰めです。
金と同じ動き。 将棋で最もよく現れる成駒で、しかもたいへん得な駒です。動きは金と同じなのに、取られても相手に渡るのは歩一枚です。最終段に入った歩は必ず成ります。
どちらの駒か
自分の駒は向こうを向き、相手の駒はこちらを向いています。駒に色はなく、尖った先の向きだけが持ち主を示します。取った駒は持ち駒になり、盤に戻すときは自分の向きで置かれます。
成り
敵陣の三段が成れる範囲です。その中で始まる手、その中で終わる手、その中を出る手は、指し終わりに駒を裏返せます。成った面は赤い字です。成った駒は取られるまで成ったままで、持ち駒から打つときは元の駒に戻ります。
持ち駒を打つ
盤上の駒を動かす代わりに、持ち駒を空いているマスへ成らずに打てます。行き所のない駒になる場所には打てません(最終段の歩と香、最終二段の桂)。二歩も、打ち歩詰めもできません。
盤の上で動かす。
アプリでは駒を一枚ずつ盤の前で覚えられます。駒ごとの課題と、利きを駒の上に描くガイド表示。そのあとは十二段階のコンピュータで試せます。今は Android のクローズドテスト中で、招待はメールから。iOS は Android のあとです。