ルール · HOW TO PLAY
10分でわかる将棋。
将棋は二人で指すゲームです。九×九の盤、二十枚ずつの駒、目的は一つ、相手の玉を詰ますこと。チェスをご存じなら半分はもう知っていることです。残りの半分が持ち駒で、これがあるから将棋は最後まで駒も手も尽きません。
盤と駒
盤は九×九の八十一マスで、マスに色の違いはありません。駒は一人二十枚。玉将が一枚、飛車と角行が一枚ずつ、金将・銀将・桂馬・香車が二枚ずつ、歩兵が九枚です。駒はどちらも同じ形と同じ色で、向きだけが持ち主を表します。このサイトの図では、筋を右から1〜9、段を向こう側からa〜iで示します。日本式の一〜九に当たるもので、自分の玉の前は5hです。
先に指すほうが先手、後から指すほうが後手で、棋譜では▲と△で書き分けます。駒それぞれの動きは駒のページにまとめてあります。ここでは、多くの駒は一マスずつ進み、飛車・角行・香車だけが何マスでも走る、とだけ言っておきます。
一手の中身
自分の手番でできることは二つに一つです。盤の駒を動かすか、持ち駒を空いているマスに打つか。指したら相手の番になります。パスはできません。
駒を取る
相手の駒のいるマスへ自分の駒を動かせば、その駒を取れます。歩も進む向きと同じで、まっすぐ前の駒を取ります。大事なのはその次です。取った駒は消えません。盤から駒台に移り、そこからは自分の駒になります。
持ち駒を打つ
駒を動かす代わりに、持ち駒を空いているマスへ打てます。打った駒は成っていない状態で、自分の向きで盤に戻り、ほかの駒と同じように王手もかけられます。打てないマスもあります。歩と香は相手の一段目に、桂は相手の一段目と二段目に打てません。自分の歩がすでにある筋にもう一枚打つことはできず、歩を打って詰ますこともできません。持ち駒のページに一つずつ図をつけてあります。
成り
自分から見て向こう三段が敵陣です。敵陣に入る手、敵陣から出る手、敵陣の中で指す手では、駒を裏返して成ることができます。裏は赤い字で書かれた成駒です。成れるのは六種類で、玉将と金将は成りません。歩・香・桂は、そのままでは行き所がなくなる場合は必ず成ります。ほかは不成も選べます。成りのページに六枚の成駒と、成る・成らないの場面を並べてあります。
王手と詰み
玉が取られる形になっているのが王手です。かけられたら、その手で必ず受けます。玉を逃がす、王手をかけている駒を取る、あいだに合駒をする。合駒は持ち駒を打ってもかまいません。自分の玉が取られる手は指せません。
受けのない王手が詰みで、詰んだところで対局は終わります。将棋の対局はたいていここへ向かいます。取った駒が盤に戻ってくるので、駒を削り合って裸玉にするような終わり方にはならず、玉をめぐる攻防が勝敗を決めます。
対局の終わり方
- 詰み。玉に逃げ場がない。
- 投了。指し慣れた人どうしの対局は、ほとんどこれで終わります。詰みが見えた時点で「負けました」と言えば、そこで対局は終わりです。アプリでは投了ボタンがこれにあたります。
- 時間切れ。持ち時間を使い切ったほうが負けです。持ち時間のページで二つの持ち時間を説明しています。
- 指す手がない。指せる手が一つもなくなったほうの負けです。チェスのステイルメイトのような引き分けはありません。
- 千日手。同じ局面が同じ手番で四回現れたら引き分けで、指し直しになります。ただし片方が王手を続けてその形にした場合は、連続王手の千日手として、王手をかけていたほうの負けです。
- 持将棋。双方の玉が入玉して、どちらも詰ます見込みがなくなった場合は駒を数えます。飛車と角行が五点、ほかの駒は一点、玉は数えません。アプリが採る規定では、二十七点以上あって敵陣の駒数も足りていれば、宣言して勝ちになります。足りなければ引き分けです。めったに起きるものではなく、一生に数えるほどしか出会いません。
反則
自分の玉が取られる手を指すこと。二歩。打ち歩詰め。行き所のない駒。連続王手の千日手。アプリではこれらの手はそもそも指せないようにしてあります。実際の盤では、どれも指した瞬間に負けです。
作法をひと言で。対局は「よろしくお願いします」で始まり、負けたほうの「負けました」で終わります。そのあと二人で指し手を振り返るのが感想戦です。アプリでもオンライン対局のあとは盤をそのまま残して、並べ直せるようにしてあります。
まずどこから
一局目を指してみる。
アプリには、ここから始まる十のレッスン、十二段階のコンピュータ、覚えるあいだの待ったとヒント、そして今日の詰将棋があります。いまはAndroidのクローズドテスト中で、参加はメールでご案内します。iOSはそのあとです。