Shogi Castle将棋城
今日の詰将棋3手詰 · 毎日一問、全員同じ問題解く →

終盤 · 速度計算

どちらが速いか。

負ける将棋の多くは、もう勝っている局面で受け、もう負けている局面で攻めて負けます。薬は算数です。自分は詰みまであと何手か、相手はあと何手か、手番はどちらか。この答えが、一つの手順も読む前に、指すべき手を教えます。

駒得ではなく手番

取った駒は打てるので、攻める側の弾は切れず、受ける側の壁も切れません。だから終盤は多く持っている側ではなく、先に着く側が勝ちます。飛車を一枚損していても一手早く詰ませば、飛車を「損したのに」勝ったのではありません。飛車は関係がなかったのです。

その競走の単位が詰めろです。放っておけば次に詰まされる局面。以下はすべて詰めろで数えます。

数え方

ある側のとは、相手が手を抜き続けたとして、詰ますまでに必要な自分の手数です。「N手すき」と言います。

手順は、終盤の毎手これです。

  1. 相手の、自玉に対する数。〇なら、先に詰ませない限り何をしても詰まされる。一なら、先に詰ませない限り、この手で受ける。
  2. 自分の、相手玉に対する数。〇なら詰み。一なら詰めろがかけられる。
  3. 比べて、手番を思い出す。いまは自分の手番。自分の数が相手の数以下なら攻める。先に着く。自分の数が大きければ受ける。受けながら自分の数も減る手を、いちばん熱心に探す。

終盤の形勢判断は、この三行を正直に当てはめることの全部です。難しいのは算数ではなく、相手の攻めを自分の攻めと同じくらい甘く数えることです。

一つの局面、両方の数

先手番。どちらの竜も詰みまで二手、どちらも金を一枚持っていて、エンジンが両方の数を数えました。

一つの局面、両方の数987654321abcdefghi 後手の持ち駒 先手の持ち駒
先手二、後手二、先手番。先手に詰みはありませんが、▲5二竜が詰めろ。数は二。後手に詰みも詰めろもありませんが、△4八竜のあと△7八金が詰みになる。数は二。同じ数で、手番が決めます。

競走を最後まで

初形987654321abcdefghi
初形

一手ずつ進めるか、再生を押してください。

指し手をタップするとその局面に飛びます。盤を選ぶと矢印キーも使えます。

後手の正しい応手は受けでした。▲5二竜に対する本当の受けはちょうど四つで、△2二金、△3二金、△4二金、△4二竜。どれも後手の攻めに必要だった金か竜を使うので後手の数は増え、主導権は先手に残ります。

詰めろ逃れの詰めろ

将棋で最良の受けは、受けでありながら自分も詰めろになっている手です。詰めろ逃れの詰めろ。相手の数に応えながら一手で自分の数を下げるので二手分の価値があり、競走で遅れている側が最初に探す手です。上の四つの受けにそれはなく、どれも受けるだけです。

反対が、何も生まない王手です。上の局面で後手は△7八金と金を捨てて王手できますが、先手はただ取ります。

△7八金 ▲7八玉のあと、先手の詰めろは何も変わらず残り、後手は自分の数を二にしていた金を失いました。エンジンは詰めろが残っていることを確かめています。数を変えない王手は、相手にただの一手を渡す手です。

数を失う三つの道

実戦で数える。

アプリは盤の両側で詰めろと必至が生じるたびに印をつけるので、一手ごとに数が変わるのが見えます。

アプリを入手