ルール · 王手
玉が狙われたとき。
次の一手で玉を取れる状態が王手です。王手をかけられた側は、すぐ次の手でその狙いを消さなければなりません。受け方は三つあり、将棋では三つ目の合駒に持ち駒を使えます。
三つの受け方
王手をかけている駒を取る、利きのない升へ玉を逃げる、離れた所から王手をかけている駒との間に駒を入れる。離れた所から王手ができるのは飛車・角・香と竜・馬だけ(成香は金と同じ動き)なので、間に駒を入れられるのもその王手だけです。
合駒
玉と王手をかけている駒の間に入れる駒を合駒といいます。チェスでは盤上の駒でしかできませんが、将棋では持ち駒をその筋に打てるので、持ち駒のある相手への遠くからの王手は怖くないことが多いのです。合駒も打つ手として正しくなければならず、二歩や行き所のない駒にはできません。
桂馬の王手は合駒できない
桂馬は跳ぶ駒なので、玉との間に打てる升がありません。すぐ隣から王手をかけている駒も同じです。その場合に残る受けは二つ、王手をかけている駒を取るか、玉を逃げるかです。
両王手
二枚の駒で同時に王手をかけると、一枚を取っても一枚をさえぎってももう一枚が残ります。受けは玉を動かすことだけ。両王手が強いのはそのためで、開き王手で動かした駒でも王手をかける手は探す価値があります。
開き王手
遠くまで利く駒と相手玉の間にいる自分の駒をどけると、動いた駒は何もしないまま王手になります。動いた駒は自由に別の駒を狙え、それも王手なら両王手です。
逆王手
王手を受ける手が、そのまま相手玉への王手になることがあります。たとえば、両玉の間に入れた合駒が同じ筋で相手玉をにらむ形です。指したあとで自玉の王手が消えていれば、正しい手です。
「王手」と言う必要はない
チェスでは「チェック」と声をかけることがありますが、将棋にそうした決まりはなく、真剣な対局で「王手」と言う習慣もありません。王手に気づくのはそれぞれの責任で、王手を放置する手は反則負けです。
受けがないとき
三つの受けのどれも効かなければ、玉は詰み、対局は終わりです。よく現れる詰みの形は詰みの形のページで。
受けを探そう。
コンピュータの低いレベルはよく王手をかけてきます。そのたびに、三つの受けをすべて探してから一つを選びましょう。