段級位 · Ranks
級と段は、どのくらいの強さを指すのか。
将棋の強さは、武道と同じ数え方をします。上がるほど数字の下がる級、その上に数字の上がる段。覚えたばかりなら10級、道場の常連で3級、アマの強豪で三段、そしてプロはまた別の物差しに乗っています。
アマチュアの段級位
級は、駒の動かし方を覚えたあたりの15級から、初段の一つ下の1級まで下がっていきます。数字が小さいほど強く、5級は8級に勝ちます。段はそこから上へ、初段からアマ最強クラスの六段まで。七段・八段は名誉段位です。道場では、会員の大半に勝てるようになったころに初段と言われます。ネット全体で見れば、そこまで届くのは八人に一人ほどでしょうか。
| 段級位 | 目安 |
|---|---|
| 15級〜10級 | ルールは分かる。両取りで駒を落とす。囲うこともある。 |
| 9級〜6級 | 毎局囲う。戦法を一つ持っている。一手詰があれば見える。 |
| 5級〜3級 | 攻めも受けも定型の形を知っている。三手詰が見える。方針を持って指す。 |
| 2級〜1級 | 数手先を読む。二つ三つの戦法の定跡を知っている。勝勢の将棋を勝ち切る。 |
| 初段〜三段 | 道場の強豪。うっかりでは負けない。構想の差で負ける。 |
| 四段〜六段 | 大会で戦える力。県代表クラスと、ネット将棋の上位。 |
段級位の出どころは三つあります。日本将棋連盟の免状・認定状は、昔から師匠の推薦か、機関誌の段位認定問題を通して出ます。道場やクラブは、そこの会員との勝ち負けで決めます。そしてオンラインでは、各サービスが自分のレーティングを同じ言葉に割り当てているので、あるアプリの「二段」と別のアプリの「1級」が同じ人だ、ということも起こります。
プロの段位
プロ棋士の段位は別の物差しです。奨励会を抜けて四段に上がった時点でプロで、たいていは十代のうちに上がります。そこからは昇段規定と棋戦の成績で九段まで。プロの四段とアマの六段なら、手合は駒落ちになります。女流棋士には女流3級から始まる別の段級位があります。二つの物差しは、言葉が同じだけで中身は別です。
レーティングと段級位
段級位は呼び名で、レーティングは一局ごとに動く数字です。強い相手に勝てば上がり、弱い相手に負ければ下がります。ネット将棋はこの数字で回っていて、どこに線を引いて段級位にするかはサービスごとに違います。よく知られたところでも、実績と勝ち星で上げるところ、レーティングに段位の区切りを固定しているところ、数字だけを見せるところと、やり方はばらばらです。ですからサービスをまたいで段級位を比べるときは少し割り引いて見るべきで、レーティングの数字どうしは比べても意味がありません。
将棋城では
- レーティングは二つ。早指しと「通常」は指す側にとって別の競技なので、それぞれに数字と段級位を持ちます。早指しを一局指しても、「通常」のほうは動きません。
- モードごとに五局。それまで段級位は出ません。プロフィールには残りの局数が出ます。
- 級と段の呼び名は将棋城独自の物差しで、ラダーにいる人たちが実際にどう指しているかに合わせています。新しいアカウントは級の真ん中あたり、ルールを覚えた人が座る場所から始まります。呼び名は道場で言われるであろう位に近づけるつもりのもので、一度決めて固定するのではなく、人が増えるにつれて調整していきます。
- コンピュータとの対局は数えません。練習用のコンピュータとの将棋は記録に残りますが、段級位は動きません。ラダーは人と指した分です。
- 詰将棋のレーティングはさらに別立てで、実戦から作った問題を解くたびに動く Elo 式の数字です。1000 から始まり、アカウントについて回ります。対局のレーティングとの関係は、たいてい一緒に動くという以上のものではありません。
自分の段級位を知る。
レーティング対局を五局指せば、モードごとに今の段級位が出ます。強くなれば、その線も動きます。