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駒 · 駒の点数

それぞれの駒は、どれくらいの価値があるのか。

将棋に決まった点数表はありませんが、どのソフトも内部に一つ持っています。下にあるのがこのアプリのものです。チェスから来た人が驚くところが二つあります。取った駒は盤上の同じ駒より高いこと、そしてほとんどの駒が、金と同じ動きの駒に成ることです。

盤上持ち駒持ち駒の割増成駒
歩兵
100 115 +15% 600
香車
350 400 +14% 600
桂馬
450 520 +16% 600
銀将
550 630 +15% 600
金将
600 690 +15%
角行
950 1090 +15% 1150
飛車
1100 1270 +15% 1300

単位はセンチポーン、ソフトが数える単位です。盤上の歩が100。これはアプリ自身の数値で、ビルドのたびに評価から読み出しているので、このページが実際に対局する相手とずれることはありません。

持ち駒は盤上の駒より強い

上の表はどの駒も、盤上より持ち駒のほうが高くなっています。端数の丸めではありません。盤上の飛車はいる場所からしか働けず、利かせたい所まで動かす手数がかかります。持ち駒の飛車は、その手番で、空いている升ならどこへでも打てます。いちばん痛いところに現れます。このアプリの評価では、飛車で15%、歩で15%の差がついています。

この差は序盤から終盤まで効いてきます。互角の交換というものは実はありません。最後に取ったほうが駒を持つからです。持ち駒を三枚持っていて形勢の悪い相手ほど怖い、というのも同じ理由です。向こうの攻めは一度に届き、こちらの攻めは歩いて行かなければなりません。

たいていの駒は金になる

歩、香車、桂馬、銀将は、成ると金将とまったく同じ動きになります。上の表でも四つとも600、金将そのものと同じ値段です。終盤の性格の大半は、この一つの決まりから来ています。

大駒二枚

飛車と角行は、成っても自分の動きを保つ二枚です。もとの利きに玉の一歩が加わります。上の表では龍が1300、馬が1150で、どちらも金二枚ぶんほどあります。序盤の角交換が形式ではなく本当の決断になるのも、戦法の名前の多くが飛車をどこへ振ったかで付いているのも、ここから来ています。

飛車(1100)と金将(600)の差も見てください。飛車は金二枚に少し足りません。チェスでもルークは軽い駒二枚ほどですが、将棋では小駒が成って値を取り戻します。飛車のほうは、そこまで大きくは上がりません。

数字の使い方

足し算をするためではありません。ソフトは一手ごとに合計しますが、人は一度に一つの問いに答えるために使います。

表に値段の付けられないものが一つあります。玉将に価値はありません。失った時点で対局が終わるからです。先に詰まされる局面では、上の数字はすべて無意味になります。このアプリの弱いレベルが、うまく数えることよりも、ただで駒を渡さないことを基準に調整してあるのはそのためです。

この数字の出どころ

手で決めた初期値を、自己対局で調整したものです。本によく載っている「歩1、香4、桂4、銀6、金7、角9、飛11」といった数え方に近いですが、同じではありません。どの表も局面を要約したものにすぎず、飛車の前の香車は、盤の反対側にいる香車より価値があります。表に何と書いてあってもです。

この数字で読む相手と指す。

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