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戦法 · 4六銀右戦法

4六銀右戦法

銀を4三に上げた四間飛車に対し、右の銀を4八から5七、4六へ進め、左の銀は動かさずに▲3五歩と仕掛けます。

このページの内容 5狙い組み方駒組みのあとの指し方気をつけることどんな相手に指すか

居飛車(対振り飛車急戦)・囲いは舟囲い・

47手目までの4六銀右戦法987654321abcdefghi 香香 桂桂 金金 桂桂 馬馬 王王 銀銀 金金 飛飛 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 角角 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 玉玉 金金 香香 桂桂 銀銀 金金 桂桂 香香 飛飛 後手の持ち駒 銀銀 2 香香 歩歩 2先手の持ち駒
形。定跡を47手進めた4六銀右戦法。要になるマスに丸をつけてあります。先手が手前で、双方の指し手を並べてあり、持ち駒も盤の上下に書いてあります。

狙い

4六銀右戦法は、左ではなく右の銀を使う舟囲い急戦です。玉を7八にした舟囲いに組み、右の銀を4八、5七、4六と進め、▲3五歩の仕掛けで3三の後手の角をねらいます。左の銀は7九に残るので、4六銀左戦法より玉が堅く、攻めも二手早くなります。その代わり右側は薄くなります。銀が4六に出るのは、後手の銀が4三にいるときだけです。

ja.wikipedia は、銀・桂・飛車で3三を攻める筋が1804年の『将棋絹篩』にあるとし、塚田泰明が1984年から現代の形を得意にしたと書いています。のちに藤井システムへの対策として再び使われました。両者の指し手を示す資料は一つで、二十三手目の局面は ja.wikipedia の図と同じです。

組み方

双方の指し手を並べてあります。この戦法は片方だけで組める形ではなく、相手がそう応じて初めて成立する戦型なので、先手の手だけを並べても手順としては嘘になります。

初形987654321abcdefghi 香香 桂桂 銀銀 金金 王王 金金 銀銀 桂桂 香香 飛飛 角角 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 角角 飛飛 香香 桂桂 銀銀 金金 玉玉 金金 銀銀 桂桂 香香 後手の持ち駒先手の持ち駒
初形

一手ずつ進めるか、再生を押してください。

指し手をタップするとその局面に飛びます。盤を選ぶと矢印キーも使えます。

全手順と、その理由
#先手後手狙い
1▲7六歩 △3四歩 角道を開けます。 後手も角道を開けます。
3▲2六歩 △4四歩 飛車先の歩を突きます。 後手は△4四歩で角道を止めます。
5▲4八銀 △4二飛 右の銀を4八へ。 後手は4二へ振ります。四間飛車です。
7▲6八玉 △9四歩 玉を6八へ。 後手は端歩を突きます。
9▲9六歩 △7二銀 先手も応じます。 後手の銀は7二へ。
11▲7八玉 △3二銀 玉を7八へ。 後手は左の銀を3二へ。
13▲5六歩 △4三銀 5筋の歩を突きます。 後手の銀は4三へ。この銀に対して、右の銀が4六へ向かいます。
15▲3六歩 △6二玉 3筋の歩を突きます。 後手の玉は6二へ。
17▲5八金右 △7一玉 右の金を5八へ。舟囲いです。 後手の玉は7一へ。
19▲2五歩 △3三角 飛車先の歩を2五へ。 後手の角は3三へ。
21▲5七銀 △8二玉 右の銀を5七へ。左の銀は7九のままです。 後手の玉は8二へ。
23▲4六銀 △5二金左 銀を4六へ。左の銀より二手早く着きます。 後手は金を5二へ。資料によると最も普通の応手です。
25▲3五歩 △3二飛 ▲3五歩と仕掛けます。 後手の飛車は3二へ。
27▲3四歩 △同銀 さらに▲3四歩。 後手の銀が取ります。
29▲3五歩 △4三銀 3五に歩を打ち、銀に当てます。すぐに飛車を回さず、筋を押さえます。 後手の銀は4三に戻ります。
31▲3七銀 △4二角 銀を3七に引き、3六からもう一度出直します。 後手の角は4二へ。資料によると有力な受けです。
33▲3六銀 △3四歩 銀を3六へ。 後手は3四に歩を打ちます。
35▲3八飛 △3五歩 銀の後ろの3八に飛車を回します。 後手は3五の歩を取ります。
37▲同銀 △1五角 銀で取り返します。 後手の角は1五に出ます。
39▲3六飛 △3四歩 飛車を3六に上げます。 後手は3四に歩を打ち、銀に当てます。
41▲4四銀 △同銀 銀を4四に出ます。 後手の銀が取ります。
43▲同角 △3五銀 角で4四を取り返します。 後手は3五に銀を打ち、飛車に当てます。
45▲同飛 △同歩 飛車で銀を取ります。 後手の歩が飛車を取ります。
47▲1一角成 角が1一の香を取って成ります。資料は先手有利としています。

駒組みのあとの指し方

  • 舟囲いに組みます。玉を7八、右の金を5八へ。後手の端歩には端歩で応じます。
  • 後手の銀が4三に来たら、▲3六歩と▲2五歩を突き、右の銀を5七から4六へ。
  • ▲3五歩と仕掛けます。後手が飛車を3二に回して3四で取り返したら、もう一度3五に歩を打ちます。
  • 銀を3七に引き、飛車を後ろに置いて3六から出直します。
  • 後手の3筋の反撃には、4四と3五で駒を交換し、角を1一に成ります。

気をつけること

  • 後手の銀が3二のままの形。右の銀の4六は、銀が4三にいるときにだけ成立します。3二の銀が相手なら、▲3七桂と▲2六飛をめざします。
  • 薄い右側。▲3五歩、△3二飛、▲3四歩、△同銀のあと、すぐに飛車を3八に回してはいけません。資料はまず3五に歩を打って筋を押さえています。
  • 後手の△4五歩。4六の銀に当たり、後手の角道も開きます。
  • 藤井システム。玉を囲っていない相手には、同じ銀の攻めを早めに仕掛けることになり、細かい手順が違います。

どんな相手に指すか

美濃囲いで銀を4三に置いた四間飛車です。後手のふつうの応手は△5二金左と△3二飛で、資料はほかに△5四歩、△3二金、△4二角と引いてから3四に歩を打つ形も示しています。

藤井システムの後手は玉を6二に置いたまま端歩を突きますが、のちにそれをとがめるためにこの攻めが使われました。

コンピュータ相手に指してみる。

アプリのコンピュータは、レベル9から12が四間飛車と矢倉の二つを定跡どおりに指し、Mino のレベルは人が指す序盤を指します。対局後の検討では、どの手で定跡を外れたかがわかります。まず手順を、次に狙いを試してください。

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