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戦法 · 横歩取り△3三角

横歩取り△3三角

先手が横歩を取ったら△3三角で角交換を防ぎ、飛車を8四に引いて、玉は中住まいに構えます。

このページの内容 5狙い組み方駒組みのあとの指し方気をつけることどんな相手に指すか

居飛車(後手番の横歩取り)・囲いは中住まい(先後とも)・

32手目までの横歩取り△3三角123456789ihgfedcba 香香 桂桂 桂桂 香香 金金 銀銀 玉玉 金金 銀銀 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 角角 歩歩 飛飛 歩歩 歩歩 歩歩 飛飛 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 角角 金金 王王 銀銀 金金 香香 桂桂 銀銀 桂桂 香香 歩歩 2後手の持ち駒 歩歩 2先手の持ち駒
形。定跡を32手進めた横歩取り△3三角。要になるマスに丸をつけてあります。後手の戦法なので、このページの盤はすべて後手から見た向きで、後手が手前です。双方の指し手を並べてあり、持ち駒も盤の上下に書いてあります。

狙い

後手番の戦法です。横歩取りで先手が▲3四飛と横歩を取ると、▲2二角成と角を交換して金を取るか竜を作る狙いが生じます。△3三角はこれを防ぐ手で、ja.wikipedia は、プロの実戦で最も多く指される形としています。先手が一歩得ですが、後手は早くから飛車が働き、ja.wikipedia は互角としています。

1969年に初めてプロの公式戦で指した内藤国雄にちなんで内藤流とも、空中戦法とも呼ばれます。この本筋では飛車を8四に引いて2四をにらみ、先手は▲2六飛でそれを防いで2一の桂にも当て、後手は△2二銀と受けます。先手が▲8七歩と打つと、双方の玉は中住まいに構えます。玉を一つ上がって二枚の金の間に置く形で、後手は玉を先に動かすことが大切です。

手順は初手から一つの解説の資料によるもので、中盤はもう一つの資料が一手ずつ理由をつけて示し、別の資料の図もそれと一致しますが、最後の五手の資料は一つです。飛車を引く前に△2二銀と上がると、△8五飛と引く道が残ります。それが中座飛車です。

先手の十七手目には、飛車を3四に置いたままにする二つの指し方、青野流と勇気流があり、それぞれ個別のページがあります。

組み方

双方の指し手を並べてあります。この戦法は片方だけで組める形ではなく、相手がそう応じて初めて成立する戦型なので、先手の手だけを並べても手順としては嘘になります。

初形123456789ihgfedcba 香香 桂桂 銀銀 金金 玉玉 金金 銀銀 桂桂 香香 飛飛 角角 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 角角 飛飛 香香 桂桂 銀銀 金金 王王 金金 銀銀 桂桂 香香 後手の持ち駒先手の持ち駒
初形

一手ずつ進めるか、再生を押してください。

指し手をタップするとその局面に飛びます。盤を選ぶと矢印キーも使えます。

全手順と、その理由
#先手後手狙い
1▲7六歩 △3四歩 先手が角道を開けます。 角道を開けます。
3▲2六歩 △8四歩 先手が飛車先の歩を突きます。 飛車先の歩を突きます。
5▲2五歩 △8五歩 先手は▲2五歩。 △8五歩。
7▲7八金 △3二金 先手は▲7八金で角の頭を守ります。 △3二金で、こちらも角の頭を守ります。
9▲2四歩 △同歩 先手が▲2四歩と突いて歩を交換しにきます。 取ります。
11▲同飛 △8六歩 先手は飛車で取り返します。 こちらも8筋の歩を交換します。
13▲同歩 △同飛 先手が取ります。 飛車で取り返します。
15▲3四飛 △3三角 先手は▲3四飛と横歩を取ります。次に▲2二角成と角を交換すれば、金を取るか竜を作る狙いがあります。 戦法の一手、△3三角で角交換を防ぎます。
17▲3六飛 △8四飛 先手は▲3六飛と引き、7六の歩を守ります。 飛車を8四に引きます。ここから2四をにらみます。
19▲2六飛 △2二銀 先手の▲2六飛がそれを防ぎ、2一の桂に当てます。 △2二銀で桂の前をふさぎます。
21▲8七歩 △5二玉 先手は▲8七歩と打ちます。△8八角成▲同銀△4四角の筋を消す手です。 △5二玉で中住まいにします。これがないと、先手は▲3三角成から▲2一角と打って駒得します。玉が5二にいれば、▲2一角には△3一金で対応できます。
23▲5八玉 △7二金 先手も▲5八玉で中住まいにします。 右の金を7二へ。
25▲3八金 △6二銀 先手は右の金を3八へ。 右の銀を6二へ。
27▲4八銀 △9四歩 先手は右の銀を4八へ。双方が中住まいに構えました。 端歩を突きます。
29▲9六歩 △7四飛 先手も端歩を突き返します。 △7四飛。7六の歩に当てて、先手の歩を押さえ込みます。
31▲1六歩 △1四歩 先手がもう一方の端歩を突きます。 こちらも突き返します。資料の手順はここまでです。

駒組みのあとの指し方

  • 先手が横歩を取ったら、すぐに△3三角と上がります。
  • 飛車を8四に引き、2四をにらみます。
  • 先手の▲2六飛には△2二銀と受けます。
  • 何よりも先に玉を5二に上がり、それから右の金を7二、右の銀を6二へ。
  • △7四飛と回って先手の歩を押さえ込みます。

気をつけること

  • 玉の位置。玉がまだ5二にいないと、先手に▲3三角成から▲2一角と打たれて駒損します。玉が5二にいれば△3一金で対応できます。
  • 先手の▲8七歩は、△8八角成▲同銀△4四角の筋を防ぐ手です。この歩がなければ、その筋はこちらのものです。
  • 先手の十七手目にはほかの指し方もあります。▲5八玉(青野流)と▲6八玉(勇気流)は飛車を3四に置いたままにします。

どんな相手に指すか

先手は一歩得を保ったまま、飛車を3六、さらに2六に引き、▲8七歩と打って、金を3八、銀を4八に置く中住まいに構えます。この手順の後について、資料は二つの進め方を示しています。

銀冠をめざす▲7七角と、すぐに▲8六歩と突いて端から攻める指し方です。

コンピュータ相手に指してみる。

アプリのコンピュータは、レベル9から12が四間飛車と矢倉の二つを定跡どおりに指し、Mino のレベルは人が指す序盤を指します。対局後の検討では、どの手で定跡を外れたかがわかります。まず手順を、次に狙いを試してください。

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