Shogi Castle将棋城
詰今日の詰将棋3手詰 · 毎日一問、全員同じ問題解く →

戦法 · 玉頭位取り

玉頭位取り

舟囲いから7筋の歩を7五まで伸ばし、7六の銀で支えて、その後ろに銀立ち矢倉を組みます。

このページの内容 5狙い組み方駒組みのあとの指し方気をつけることどんな相手に指すか

居飛車(対振り飛車持久戦)・囲いは銀立ち矢倉・

50手目までの玉頭位取り987654321abcdefghi 香香 桂桂 金金 飛飛 桂桂 香香 王王 銀銀 歩歩 歩歩 角角 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 金金 歩歩 歩歩 歩歩 銀銀 歩歩 歩歩 歩歩 銀銀 歩歩 角角 金金 銀銀 歩歩 歩歩 歩歩 玉玉 金金 飛飛 香香 桂桂 桂桂 香香 歩歩 後手の持ち駒 歩歩 先手の持ち駒
形。定跡を50手進めた玉頭位取り。要になるマスに丸をつけてあります。先手が手前で、双方の指し手を並べてあり、持ち駒も盤の上下に書いてあります。

狙い

玉頭位取りは、深く囲う代わりに囲いの前の空間を取る作戦です。先手は舟囲いに組み、左の銀を6八に上げ、銀が7七に来る前に歩を7五まで伸ばします。そのあと銀が7七、7六と進んで位を支え、角を7七、玉を8八、金を7八と6七に置きます。これが銀立ち矢倉です。

ja.wikipedia によると、これが組み上がれば後手の美濃囲いは発展しにくく、後手の右の桂にもよい跳ね場所がありません。一方で先手玉は広く、伸びた歩が攻めの足場になります。代償は時間です。手数がかかり、組み上がるまでは四間飛車から銀と5筋の歩で中央を攻められます。

この手順では後手が資料の言う最強の形を選び、先手が正しい手順でそれに応じます。ja.wikipedia によると起源は元禄時代にさかのぼり、振り飛車対策の主力として最も盛んだったのは1970年代で、やがて居飛車穴熊に取って代わられました。

初手から両者の指し手を示す資料は一つで、先手の指し手には日本将棋連盟のコラムの組み方がすべて、手順を変えて含まれています。

組み方

双方の指し手を並べてあります。この戦法は片方だけで組める形ではなく、相手がそう応じて初めて成立する戦型なので、先手の手だけを並べても手順としては嘘になります。

初形987654321abcdefghi 香香 桂桂 銀銀 金金 王王 金金 銀銀 桂桂 香香 飛飛 角角 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 角角 飛飛 香香 桂桂 銀銀 金金 玉玉 金金 銀銀 桂桂 香香 後手の持ち駒先手の持ち駒
初形

一手ずつ進めるか、再生を押してください。

指し手をタップするとその局面に飛びます。盤を選ぶと矢印キーも使えます。

全手順と、その理由
#先手後手狙い
1▲7六歩 △3四歩 角道を開けます。 後手も角道を開けます。
3▲2六歩 △4四歩 飛車先の歩を突きます。 後手は△4四歩で角道を止めます。
5▲4八銀 △4二飛 右の銀を4八へ。 後手は4二へ振ります。四間飛車です。
7▲6八玉 △9四歩 玉を6八へ。 後手は端歩を突きます。
9▲9六歩 △7二銀 先手も応じます。 後手の銀は7二へ。
11▲7八玉 △3二銀 玉を7八へ。 後手は左の銀を3二へ。
13▲5八金右 △4三銀 右の金を5八へ。舟囲いです。 後手の銀は4三へ。
15▲5六歩 △5二金左 5筋の歩を突きます。 後手は金を5二へ。
17▲5七銀 △6二玉 右の銀を5七へ。 後手の玉は6二へ。
19▲6八銀上 △7一玉 左の銀を6八へ。 後手の玉は7一へ。
21▲7五歩 △6四歩 位を取る▲7五歩。銀が7七に来る前に突きます。銀が7七に上がってからでは、△7四歩で止められます。 後手は△6四歩。
23▲7七銀 △4五歩 銀を7七へ。 後手はすぐに△4五歩と仕掛けます。7七の銀で先手の角道が止まったからです。
25▲2五歩 △3三角 飛車先の歩を2五へ。 後手の角は3三へ。
27▲7六銀 △4四銀 銀を7六に上げ、7五の歩を支えます。 後手の銀は4四へ。
29▲6六歩 △6三金 ▲6六歩。 後手は金を6三へ。資料が後手の最強の形とする構えです。
31▲8六歩 △8二玉 8筋の歩を8六に突き、 後手の玉は8二へ。
33▲8五歩 △5四歩 さらに8五まで。後手に銀冠を組ませません。 後手は5筋の歩を5四に突きます。
35▲4八飛 △5五歩 金を動かす前に、△5四歩への備えとして飛車を4八へ。 後手は△5五歩と仕掛けます。
37▲同歩 △同銀 先手が取ります。 後手の銀が取り返します。
39▲5六歩 △4四銀 5六に歩を打ち、銀に当てます。 銀は4四に戻ります。
41▲7七角 △5四金 角を7七へ。 後手の金は5四へ。
43▲8八玉 △4一飛 玉が8八に入ります。 後手の飛車は4一へ。
45▲7八金 △5一飛 左の金を7八へ。 後手の飛車は5筋の5一へ。
47▲6七金右 △5五歩 右の金を6七へ。銀立ち矢倉の完成です。 後手は5五に歩を打ちます。
49▲同歩 △同銀 先手が取ります。 後手の銀が取り返します。資料はこの局面を難解としています。

駒組みのあとの指し方

  • 舟囲いに組みます。玉を7八、右の金を5八、右の銀を5七へ。
  • 左の銀を6八に上げ、銀が7七に行く前に▲7五歩と突きます。そうしないと△7四歩で止められます。
  • 銀を7七から7六へ進め、▲6六歩と突きます。
  • ▲8六歩、▲8五歩と8筋の位も取り、後手に銀冠を組ませません。
  • 角を7七、玉を8八、金を7八と6七へ。

気をつけること

  • 後手の△5四歩。まず▲4八飛と応じます。ここで金を7八や6七に上げると、△5五歩で中央を突破されます。
  • 早めの▲6七金。後手の銀が4四にいると、△5五歩から5六での銀交換を許します。
  • 6筋の歩の交換。▲6五歩は相手の形によっては成立しますが、後手の金が5四にいると、後手から△6五歩と突き返されます。
  • 振り飛車穴熊。玉が9一に行く相手には位が空振りになり、資料はその場合の▲7五歩を疑問の作戦としています。

どんな相手に指すか

美濃囲いの四間飛車です。後手の最強の応手は、△6四歩と突き、▲7七銀で先手の角道が止まった瞬間に△4五歩と仕掛け、銀を4四、金を6三からさらに5四に置いて、△5五歩で中央をねらう形です。

後手は三間飛車から石田流に組み直すことも、穴熊に囲うこともできます。中飛車に対しては有効だ、と ja.wikipedia は書いています。

コンピュータ相手に指してみる。

アプリのコンピュータは、レベル9から12が四間飛車と矢倉の二つを定跡どおりに指し、Mino のレベルは人が指す序盤を指します。対局後の検討では、どの手で定跡を外れたかがわかります。まず手順を、次に狙いを試してください。

Google Play無料ダウンロードApp Store無料ダウンロード