組み方
玉は香の後ろの9九の隅にいて、左の銀が8八でふたをしています。普通の居飛車穴熊は7九に金を置きますが、ここは銀です。5七から6八を通って戻ってきた右の銀です。金はふたの隣の7八と、一つ上で右の、6六の歩の後ろの6七に立ちます。二枚の銀は互いに支え合い、7八の金はその二枚と6七の金を支えます。角は7七のままです。
一手ずつ
先手の手だけを、初形から並べます。最初の十手は居飛車穴熊と同じで、そのあと6六歩で角道を止め、玉が潜り、金銀が一枚ずつ集まって、最後に右の銀が来ます。
一手ずつ進めるか、再生を押してください。
指し手をタップするとその局面に飛びます。盤を選ぶと矢印キーも使えます。
十七手、居飛車穴熊より二手多くかかります。7九の銀がこの囲いの印で、普通の穴熊ならそこには金がいます。渡辺明の四間飛車破りの本の書評は、▲7九銀まで組めれば居飛車は大満足だとしていて、振り飛車がふつう仕掛けるのはその前です。
何に強いか
金銀四枚がくっついています。8八と7九の銀が互いに支え合い、7八の金が両方を支えます。将棋ウォーズによれば、端攻めのような上からの攻めには7九金型の穴熊より強く、8八の銀が端へ釣り出されても、7九の銀が8八へ上がってまたふたができます。角は6八へ引いて使うこともできます。渡辺明の本の言葉として、組めたら勝率八割、というのが紹介されています。
どこから崩れるか
手数です。十七手かかり、最後の二手、銀が戻ってくるところで相手が仕掛けてきます。四間飛車なら、囲いが閉じる前の△5五歩や△5三銀がよくある仕掛けです。金銀四枚が守りにいるので、攻めは飛車と角と桂に任せることになります。囲いまで来たと金に、玉の隣の銀を一枚ずつはがされることもあります。
いつ組むか
振り飛車を相手に、ゆっくり組ませてもらえるとき。ja.wikipedia は、四間飛車に対しては組み替えを見せる形として、ゴキゲン中飛車に対しては目指す形として紹介しています。三間飛車が相手だと組みやすい、と shogi-gym は書いています。松尾歩がよく指したことから名前がつきましたが、本人はもとからあった形だと話しています。
盤の上で組んでみる。
アプリのレッスンでは玉を一手ずつ美濃囲いへ歩かせ、検討では、流れが変わったときに組んでいた囲いの名前を示します。