組み方
名前は、プロが意識して指し始めた2000年ごろにちなみます。始まりは舟囲いと同じです。そこから角が6六へ出て、桂が7七へ跳ねて8九を空け、銀が8八へ上がり、玉が8九へ下がり、金が7八と7九で玉を包みます。ja.wikipedia には別名も並んでいます。プロ棋戦で使い始めた三浦弘行にちなむ三浦囲い(三浦によれば、もともとは中村修が使っていた形)、角が6六にいるこの形を特に指すトーチカなどです。
一手ずつ
先手の手だけを、初形から並べます。舟囲いの出だしのあと、角と桂がどき、その奥に玉が下がります。
初形
一手ずつ進めるか、再生を押してください。
指し手をタップするとその局面に飛びます。盤を選ぶと矢印キーも使えます。
十三手、出典の手順どおりです。7七の桂は、動いたことでまず8九を空けました。今は7八の金の頭に立っていて、ja.wikipedia はこの左桂を攻めに使いやすいことを、今の使われ方の一つに挙げています。
何に強いか
出典の言葉では穴熊に近い堅さで、玉は端から一筋内側にいます。穴熊を早くに崩すために作られた振り飛車の作戦、藤井システムへの対策として生まれました。
どこから崩れるか
手数と使いどころです。十三手は長い組み上げで、出典のもう一つの短所は、相手を選ぶ囲いだということ。藤井システム用なので、ほかに使う場面が少ない、という評価です。ただ ja.wikipedia によれば、2018年ごろから、藤井システムとは無関係に左桂を攻めに使える囲いとして再び指されるようになりました。
いつ組むか
四間飛車に対する居飛車で、とくに藤井システムが出ているか、出てきそうなとき。今の形なら、左桂を攻めに使いたいときにも。
盤の上で組んでみる。
アプリのレッスンでは玉を一手ずつ美濃囲いへ歩かせ、検討では、流れが変わったときに組んでいた囲いの名前を示します。