組み方
角道を開けて角を7七へ上げ、左の銀を8八へ入れます。左の金が7八へ続き、玉は6九、7九へ歩きます。次に冠です。8六歩と突いて銀を8七へ上げます。玉が潜るのはそのあとで、8八を通り、香が9八へ上がって、その奥の9九に玉が収まります。最後に右の金が5八、6八と寄り、二枚の金でふたをします。7八の金が8八へ寄り、もう一枚が7八に入ります。居飛車銀冠穴熊とも呼ばれます。
一手ずつ
先手の手だけを、初形から並べます。先に冠ができ、玉はそのあと隅へ潜り、金は最後に来ます。
一手ずつ進めるか、再生を押してください。
指し手をタップするとその局面に飛びます。盤を選ぶと矢印キーも使えます。
十五手です。8七の銀は二枚の金の上に立ち、8八と7八の金は互いに支え合い、7八の金は前の角も支えています。
何に強いか
高さと深さを兼ねています。普通の居飛車穴熊は銀を8八に置きますが、ここでは銀が二枚の金の上の8七まで上がっているので、8筋からの攻めは隅に届く前に、金二枚が支える銀にぶつかります。将棋ウォーズは上部と側面のどちらにも非常に強く、ビッグ4へ発展できるとしています。組んでいる途中の隙が普通の穴熊より少なく、角道を開けたままでも組みやすい、と解説するサイトもあります。
どこから崩れるか
手数と、銀の頭です。十五手もかかれば振り飛車には動く時間がたっぷりあり、相手が早く仕掛けてきたら銀冠で止めて戦え、というのが shogi-gym の助言です。組み上がったあとも、8筋の歩で攻められると8七の銀の頭にまっすぐ当たります。また6九にはどの駒も利いていないので、そこに銀を打たれると7八の金に当たります。shogi-rule.com は、横からの攻めには普通の穴熊より少し弱いとしています。
いつ組むか
居飛車が四間飛車や三間飛車を相手に、どちらも急がないゆっくりした将棋のとき。振り飛車穴熊に対しては、左銀冠から穴熊に組み換えるのも有力だと ja.wikipedia は書いています。早く角を交換してくる振り飛車に対しても現れます。
盤の上で組んでみる。
アプリのレッスンでは玉を一手ずつ美濃囲いへ歩かせ、検討では、流れが変わったときに組んでいた囲いの名前を示します。