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戦法 · メリケン向かい飛車

メリケン向かい飛車

7筋の歩を7五に伸ばして後手に8筋の歩を突かせ、向かい飛車に振って左の金を7八に上げ、居玉のまま攻めます。

このページの内容 5狙い組み方駒組みのあとの指し方気をつけることどんな相手に指すか

振り飛車(向かい飛車)・囲いなし(居玉のまま攻める)・

31手目までのメリケン向かい飛車987654321abcdefghi 香香 金金 銀銀 桂桂 香香 飛飛 金金 王王 角角 桂桂 歩歩 銀銀 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 銀銀 歩歩 角角 金金 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 飛飛 香香 桂桂 玉玉 金金 銀銀 桂桂 香香 歩歩 後手の持ち駒先手の持ち駒
形。定跡を31手進めたメリケン向かい飛車。要になるマスに丸をつけてあります。先手が手前で、双方の指し手を並べてあり、持ち駒も盤の上下に書いてあります。

狙い

先手は角道を止めて左の銀を6七に上げ、▲7五歩と突きます。次に▲7八飛から▲7六飛と浮けば石田流になるので、後手はそれを防ぐために△8五歩と飛車先の歩を伸ばします。これこそ向かい飛車の望むところで、角を7七へ上がり、飛車を8八へ振って後手の飛車と向かい合います。

左の金は飛車の隣の7八へ上がり、飛車交換になっても先手の左側に飛車を打ち込む隙を残しません。そして囲わずに、すぐ▲8六歩と仕掛けます。後手が△8五歩と打って飛車交換を避ければ、銀を7六へ上がって8五の歩を狙います。元奨励会員でアマチュアの大会でも優勝した横山公望の戦法です。

手順は最後の局面を先手の断然優勢とする将棋の戦法図鑑のもので、別の資料も二十五手目まで同じ手順を示しています。二十六手目から三十一手目は資料が一つだけです。

組み方

双方の指し手を並べてあります。この戦法は片方だけで組める形ではなく、相手がそう応じて初めて成立する戦型なので、先手の手だけを並べても手順としては嘘になります。

初形987654321abcdefghi 香香 桂桂 銀銀 金金 王王 金金 銀銀 桂桂 香香 飛飛 角角 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 角角 飛飛 香香 桂桂 銀銀 金金 玉玉 金金 銀銀 桂桂 香香 後手の持ち駒先手の持ち駒
初形

一手ずつ進めるか、再生を押してください。

指し手をタップするとその局面に飛びます。盤を選ぶと矢印キーも使えます。

全手順と、その理由
#先手後手狙い
1▲7六歩 △3四歩 角道を開けます。 後手も角道を開けます。
3▲6六歩 △8四歩 6六の歩で角道を止めます。 後手は飛車先の歩を突きます。居飛車です。
5▲6八銀 △6二銀 左の銀を6七へ向けて6八へ。 後手の右の銀が6二へ。
7▲6七銀 △5四歩 銀が6七に着きます。 後手は5筋の歩を突きます。
9▲7五歩 △8五歩 この戦法の狙いの一手、▲7五歩です。次に▲7八飛から▲7六飛と浮けば石田流です。 後手は△8五歩と伸ばして石田流を防ぎます。
11▲7七角 △4二玉 角を7七へ上がり、8八を空けます。 後手玉が4二へ。
13▲8八飛 △3二玉 飛車を8八へ振ります。向かい飛車です。 後手玉は3二へ。
15▲7八金 △5二金右 左の金を7八へ。飛車交換になっても、先手の左側に飛車を打ち込む隙がありません。 後手の右の金が5二へ。
17▲8六歩 △同歩 居玉のまま仕掛けます。▲8六歩。 後手が取ります。
19▲同飛 △8五歩 飛車で取り返します。ここで先手よし、飛車交換は先手に得だ、と資料は書いています。 後手は飛車交換を避けて8五に歩を打ちます。
21▲8八飛 △9四歩 飛車を8八に引きます。 後手は端歩を突き、桂を9三に跳ねる準備をします。
23▲7六銀 △9三桂 銀を7六へ。8五の歩を目指します。 後手は桂を9三へ跳ね、8五を守ります。
25▲9六歩 △6四歩 端歩を9六へ。桂頭を狙います。 後手は6筋の歩を突きます。
27▲6七金 △6三銀 金を6七へ上がります。 後手の銀が6三へ。
29▲9五歩 △同歩 端歩をさらに9五へ。 後手が取ります。
31▲9四歩 9四に歩を打って桂に当てます。先手の断然優勢と資料は書いています。

駒組みのあとの指し方

  • 6六の歩で角道を止め、左の銀を6七へ。
  • ▲7五歩と突きます。後手は△8五歩で石田流を防がなければなりません。
  • 角を7七、飛車を8八、そして左の金を7八へ。
  • ▲8六歩と仕掛けます。飛車交換なら先手陣に打ち込む隙はなく、△8五歩と打たれたら飛車を8八に引いて銀を7六へ。
  • 後手の端歩と9三の桂には、端歩を突いて桂頭を攻めます。

気をつけること

  • ▲8六歩の前に▲7八金です。これがないと、飛車交換のあと先手の左側に飛車を打たれます。
  • 玉は5九のままです。攻めを続けなければなりません。あるブログでは、先に美濃囲いに組むゆっくりした指し方が紹介されています。
  • 後手が8四の歩を伸ばさずに早く囲う場合です。そのときは7五の歩が役目を果たしていて、先手は石田流に組めます。

どんな相手に指すか

飛車先の歩を8四まで突いた居飛車です。後手のふつうの応じ方は、△8五歩で石田流を防ぎ、金を5二へ上げて囲い、8五に歩を打って飛車交換を避けることです。

上の手順では、後手はさらに端歩と△9三桂で銀に備えますが、それでも先手の断然優勢で終わります。

コンピュータ相手に指してみる。

アプリのコンピュータは、レベル9から12が四間飛車と矢倉の二つを定跡どおりに指し、Mino のレベルは人が指す序盤を指します。対局後の検討では、どの手で定跡を外れたかがわかります。まず手順を、次に狙いを試してください。

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