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戦法 · 玉頭銀

玉頭銀

急戦に対して5筋の歩を突かずにおき、左の銀を5四、6五と進めて相手玉の前の歩を取りにいきます。

このページの内容 5狙い組み方駒組みのあとの指し方気をつけることどんな相手に指すか

振り飛車(後手番の四間飛車)・囲いは美濃囲い(後手)・

36手目までの玉頭銀123456789ihgfedcba 香香 桂桂 金金 桂桂 香香 玉玉 銀銀 金金 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 角角 歩歩 歩歩 飛飛 歩歩 歩歩 歩歩 銀銀 歩歩 歩歩 飛飛 歩歩 歩歩 銀銀 桂桂 歩歩 角角 王王 金金 銀銀 香香 桂桂 金金 香香 歩歩 3後手の持ち駒 歩歩 先手の持ち駒
形。定跡を36手進めた玉頭銀。要になるマスに丸をつけてあります。後手の戦法なので、このページの盤はすべて後手から見た向きで、後手が手前です。双方の指し手を並べてあり、持ち駒も盤の上下に書いてあります。

狙い

後手番の指し方です。玉頭銀は振り飛車の左の銀の使い方の一つで、四間飛車ではとかく働きの少ないこの銀を活用します。ここでは先手の4五歩早仕掛けに対する指し方です。普通の四間飛車と美濃囲いに組み、先手が▲4六歩と突いたところで、△5四歩ではなく△5四銀と銀を出ます。銀はさらに6五へ進み、先手玉の筋にある7六の歩を取ります。

その歩がなくなると舟囲いはとても薄くなる、と ja.wikipedia は書いています。そのあいだ5三の歩は動かさず、銀の通り道を残しておかなければなりません。渡辺明はこの銀があるために4五歩早仕掛けをやめた、と将棋大図書館は書いていて、先手には後手が△5四歩と突くまで仕掛けを待つよう勧めています。

最初の二十五手は、別の手順で4五歩早仕掛けのページと同じ局面になります。そこからは、最後まで全手順を載せている唯一の資料である将棋ルール.com の手順で、結果は後手優勢とされています。

組み方

双方の指し手を並べてあります。この戦法は片方だけで組める形ではなく、相手がそう応じて初めて成立する戦型なので、先手の手だけを並べても手順としては嘘になります。

初形123456789ihgfedcba 香香 桂桂 銀銀 金金 玉玉 金金 銀銀 桂桂 香香 飛飛 角角 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 角角 飛飛 香香 桂桂 銀銀 金金 王王 金金 銀銀 桂桂 香香 後手の持ち駒先手の持ち駒
初形

一手ずつ進めるか、再生を押してください。

指し手をタップするとその局面に飛びます。盤を選ぶと矢印キーも使えます。

全手順と、その理由
#先手後手狙い
1▲7六歩 △3四歩 先手が角道を開けます。 後手も角道を開けます。
3▲2六歩 △4四歩 先手は飛車先の歩を突きます。居飛車です。 4四の歩で角道を止めます。
5▲4八銀 △4二飛 飛車を4二へ振ります。四間飛車です。
7▲6八玉 △7二銀 右の銀を7二へ。美濃囲いの準備です。
9▲7八玉 △9四歩 玉を囲う側の端歩を突きます。
11▲9六歩 △3二銀 左の銀を3二へ。長い旅がここから始まります。
13▲5六歩 △5二金左 左の金を5二へ。
15▲5八金右 △6二玉 玉が右へ歩き始めます。
17▲3六歩 △7一玉 7一へ。
19▲2五歩 △3三角 角を3三へ。先手の飛車先の歩に対して2四を守ります。
21▲6八銀 △8二玉 玉が8二に着き、美濃囲いの完成です。玉8二、銀7二、金6一・5二。
23▲5七銀左 △4三銀 先手は左の銀を5七へ。舟囲いからの急戦です。 後手は銀を4三へ上げます。
25▲4六歩 △5四銀 先手が▲4六歩と突きます。4五歩早仕掛けです。 玉頭銀です。5四へ出るのは歩ではなく銀です。
27▲3七桂 △6五銀 先手は桂を3七へ跳ねます。 銀はさらに6五へ。
29▲2四歩 △同歩 先手は飛車先の歩を突き捨てます。 後手は歩で取ります。
31▲4五歩 △3五歩 先手は4五へ歩を進めます。 3筋の歩を3五へ。先手の桂の頭を目指します。
33▲2六飛 △7六銀 先手の飛車が2六に浮きます。 銀が先手玉の筋の7六の歩を取ります。
35▲4四歩 △同飛 先手は▲4四歩と取り込み、成りを狙います。 飛車で取ります。将棋ルール.com は角ではなく飛車で取るのが正確な手で、後手優勢としています。

駒組みのあとの指し方

  • 四間飛車と美濃囲いに組みます。飛車を4二、玉を8二、右の銀を7二、左の金を5二へ。左の銀は3二から4三へ。
  • 先手が▲4六歩と突いたら、5三の歩はそのままにして△5四銀と出ます。
  • 6五へ進み、先手の攻めに隙があれば7六の歩を取ります。
  • 将棋大図書館が最善とする▲3八飛と来たら、銀を4三に戻します。そこからまた出る含みを残します。

気をつけること

  • 5三の歩です。先にこれを5四へ突くと、銀の通り道がなくなります。
  • 3三の角の頭を狙う▲3八飛です。将棋大図書館はこれを先手の最善とし、銀を4三に戻して受けます。先手が3筋と4筋を開けてきても、角が2二に引いた局面は後手よしとしています。
  • ▲4四歩には、角ではなく飛車で取ります。

どんな相手に指すか

左の銀を5七に置いた舟囲いの居飛車で、4五歩早仕掛けを狙う相手です。この銀に対する先手の応手として資料が挙げるのは、将棋大図書館が最善とする▲3八飛と、より激しい▲5五歩です。

将棋大図書館の先手への助言は、後手が△5四歩と突いて銀の道がふさがるまで仕掛けないことです。

コンピュータ相手に指してみる。

アプリのコンピュータは、レベル9から12が四間飛車と矢倉の二つを定跡どおりに指し、Mino のレベルは人が指す序盤を指します。対局後の検討では、どの手で定跡を外れたかがわかります。まず手順を、次に狙いを試してください。

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