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戦法 · 超速▲3七銀

超速▲3七銀

ゴキゲン中飛車に対して、玉を6八に置いたまま右の銀を4六まで急いで上げ、さらに左の銀を6六へ出して、後手の5五の歩を狙います。

このページの内容 5狙い組み方駒組みのあとの指し方気をつけることどんな相手に指すか

居飛車(対ゴキゲン中飛車)・囲いは舟囲い(6八銀型)・

33手目までの超速▲3七銀987654321abcdefghi 香香 桂桂 金金 飛飛 桂桂 香香 王王 銀銀 金金 歩歩 歩歩 歩歩 角角 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 銀銀 歩歩 歩歩 桂桂 歩歩 歩歩 歩歩 銀銀 銀銀 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 角角 玉玉 金金 香香 桂桂 金金 飛飛 香香 後手の持ち駒先手の持ち駒
形。定跡を33手進めた超速▲3七銀。要になるマスに丸をつけてあります。先手が手前で、双方の指し手を並べてあり、持ち駒も盤の上下に書いてあります。

狙い

超速▲3七銀は、ゴキゲン中飛車に対する先手の速い対策です。後手の飛車は5二、歩は5五にいて、その歩が後手自身の角道を止めています。先手は3六に歩を突き、玉を6八に置いたまま、右の銀を4八、3七とまっすぐ4六まで上げます。ここでは後手も銀を4四に出して銀で対抗します。そこで先手は玉を7八へ寄せ、左の銀も6八、7七を通って6六へ出ます。

二枚の銀が5五の歩に当たり、6六の銀の後ろには角が控えます。この歩を失うと、中飛車には攻めの拠点がほとんど残りません。星野良生が奨励会員時代に考案し、2011年に升田幸三賞を受けました。一時はゴキゲン中飛車を選ぶ人が減るほど効果を上げ、その後も双方の研究が続いています。

組み方

双方の指し手を並べてあります。この戦法は片方だけで組める形ではなく、相手がそう応じて初めて成立する戦型なので、先手の手だけを並べても手順としては嘘になります。

初形987654321abcdefghi 香香 桂桂 銀銀 金金 王王 金金 銀銀 桂桂 香香 飛飛 角角 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 角角 飛飛 香香 桂桂 銀銀 金金 玉玉 金金 銀銀 桂桂 香香
初形

一手ずつ進めるか、再生を押してください。

指し手をタップするとその局面に飛びます。盤を選ぶと矢印キーも使えます。

全手順と、その理由
#先手後手狙い
1▲7六歩 △3四歩
3▲2六歩 △5四歩 後手が角道を開けたまま5筋の歩を突きます。ゴキゲン中飛車です。
5▲2五歩 △5二飛 飛車を5二へ。基本図です。
7▲4八銀 △5五歩 右の銀を4八へ。 歩が5五へ。ここから、この歩が後手自身の角道を止めます。
9▲6八玉 △3三角 玉は6八で止めます。意図的です。
11▲3六歩 △4二銀 銀のための場所を作ります。 後手は先に囲わず、銀で対抗します。
13▲3七銀 △5三銀 銀が3七へ。戦法の名前になっている一手です。
15▲4六銀 △4四銀 銀が4六に着き、5五を狙います。 後手の銀が4四へ。銀どうしが向かい合います。
17▲7八玉 △6二玉 ここで玉を7八へ寄せます。
19▲6八銀 △7二玉 左の銀を6八へ。6八銀型の舟囲いです(玉7八、銀6八、金6九・4九)。
21▲7七銀 △8二玉 左の銀をさらに7七へ。
23▲6六銀 △7二銀 6六へ。二枚の銀が5五を狙い、6六の銀の後ろに角がいます。 後手の片美濃囲いが完成します。
25▲5八金右 △9四歩 右の金を5八へ。
27▲9六歩 △5一飛
29▲3七桂 △3二金 桂を3七へ。
31▲2九飛 △6四歩 先に飛車を2九へ引きます。こうしておけば、あとで3七に角を打たれても両取りになりません。
33▲4五桂 桂が4五に跳ねて、3三の角に当たります。

駒組みのあとの指し方

  • ゴキゲン中飛車の基本図、後手の飛車5二、歩5五、角3三から始めます。▲3六歩と突き、右の銀を3七、4六へ。玉はひとまず6八のままです。
  • 少しだけ囲います。玉を7八へ、左の銀を6八へ。この戦型でよく現れると ja.wikipedia がいう、6八銀型の舟囲いです。
  • 左の銀を7七、6六へ進めます。二枚の銀が5五を狙い、6六の銀の後ろに角がいるので、▲5五銀左で歩を取る狙いが生じます。
  • 後手が銀を4四に出していれば、5五を攻める数と同じだけ守られています。▲5八金右、▲3七桂、▲2九飛と指し、▲4五桂で角を3三からどかし、角の利きが消えたところで5五を取ります。

気をつけること

  • 後手の早い△5六歩。銀がまだ3七にいるうちに中央の歩を交換されたら、▲3三角成と角を交換して6五に角を打ちます。成られるのを後手は防げない、とゼロから始める将棋研究所は示しています。
  • 早すぎる▲7八玉。△5六歩から後手の飛車に5六、7六と回られる、と ja.wikipedia は注意しています。
  • ▲2九飛より先の▲4五桂。飛車がまだ2八にいると、後手は5五で飛車を捨てて3七に角を打ち、飛車と銀の両取りをかけられます。
  • 覚えることの多さ。細部を知らないと居飛車側は戦えない、と ja.wikipedia は書き、shogi-rule.com もアマチュアにはハードルが高いとしています。

どんな相手に指すか

後手番のゴキゲン中飛車です。後手の大きな選択は、先に囲う(玉を6二、7二、8二へ)か、ここでのように銀で対抗するかです。先に囲う形で先手が好成績を上げたので、後手が銀対抗を編み出したとされています。

出典が挙げるほかの応じ方は△3二銀や△3二金、4筋の歩を4四、4五と伸ばす菅井流です。先手のほかの対策もあり、早い角交換の丸山ワクチン、▲5八金右超急戦、居飛車穴熊などです。

コンピュータ相手に指してみる。

アプリのコンピュータは、レベル9から12が四間飛車と矢倉の二つを定跡どおりに指し、Mino のレベルは人が指す序盤を指します。対局後の検討では、どの手で定跡を外れたかがわかります。まず手順を、次に狙いを試してください。

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