組み方
左美濃(玉8八、銀7八、金5八・6九、角7七)から始めます。6六歩と突いて5八の金を6七へ上げます。8六歩と突いて7八の銀を玉の頭の8七へ上げ、銀が空けた7八へ6九の金を上げます。7八の金が、玉の上の銀、前の角、斜め前の6七の金を支え、6七の金も角を支えます。玉のまわりの最下段に残るのは桂と香だけです。右の銀を7七に置き、角をよそへ移した四枚の形も同じ名前で呼ばれます。このページで組むのは三枚の形です。
左銀冠は左美濃に五手を足した形です。下の八手目までがその囲いです。
一手ずつ
先手の手だけを、初形から並べます。最初の八手が左美濃で、最後の五手で冠にします。
一手ずつ進めるか、再生を押してください。
指し手をタップするとその局面に飛びます。盤を選ぶと矢印キーも使えます。
十三手です。左美濃で玉の隣にいた銀は、いまは玉の上にいて、その元の位置に入った金に支えられています。
何に強いか
上と正面からの攻めです。左美濃の弱点だった角頭がカバーされ、囲いの前の8六と7六の歩にはそれぞれ二枚が利き、角そのものは金二枚が支えています。振り飛車穴熊に対しては本筋で、玉頭の厚みと駒の連結のおかげで、飛車を交換するだけのような単純な攻めは通らず、穴熊の玉頭に圧力をかけられる、とされています。
どこから崩れるか
手数、長い斜め、そして下です。十三手かかるので、冠ができる前に早く攻められる余地があり、まだ組み上がっていない左美濃には藤井システムという知られた攻め方があります。玉は振り飛車の角が使う長い斜めの筋にいて、間には6六の歩と自分の角しかありません。最下段も空で、6九にはどの駒も利いていないので、下段に回った飛車をさえぎるものがほとんどありません。
いつ組むか
居飛車が振り飛車を相手にゆっくり組むとき、とくに ja.wikipedia が銀冠を主流の対策とする振り飛車穴熊が相手のときです。ここからさらに隅へ潜れば銀冠穴熊になります。
盤の上で組んでみる。
アプリのレッスンでは玉を一手ずつ美濃囲いへ歩かせ、検討では、流れが変わったときに組んでいた囲いの名前を示します。