組み方
総矢倉(玉8八、金7八・6七、銀7七・5七)から始めます。6筋の歩を6五へ突き、5七の銀を6七の金の前の6六へ上げます。6六の銀には6七の金と7七の銀が利き、銀は前の6五の歩と後ろの7七の銀に利いています。
菱矢倉は総矢倉に二手を足した形です。下の十五手目までがその囲いです。
一手ずつ
先手の手だけを、初形から並べます。このサイトの総矢倉の十五手のあと、6筋の歩を6五へ、右の銀を5七から6六へ。この二手に手順をつけた資料はありませんが、銀が6六に立つには先に歩がどかなければならないので、ほかの順はありません。
一手ずつ進めるか、再生を押してください。
指し手をタップするとその局面に飛びます。盤を選ぶと矢印キーも使えます。
十七手です。銀が動いたことで、総矢倉でふさがっていた5七を通る角筋もまた開きました。実戦では6五の歩はたいてい争いになります。ここで示しているのは組み上がりの形だけです。
何に強いか
上部と中央の厚みです。将棋ウォーズは矢倉の理想形と呼び、上部の制圧力が極めて強いとしています。上と斜めから崩しにくい、と shougi.jp も書いています。6六の銀は守るだけでなく、攻めるときには5五や7五へ進めます(shougi.jp)。
どこから崩れるか
手数と主導権です。まず総矢倉が必要で、金銀四枚が守りに回るので攻めの主導権は取りにくく、玉を攻めるより相手を押さえ込む指し方になる、と書く解説もあります。いちばん前に出ている6六の銀が狙われやすく、追われると囲いのバランスが崩れます(shougi.jp)。端や横や玉頭への強さは金矢倉と変わらず、7八の金に利いているのもやはり玉だけです。
いつ組むか
相矢倉で、先手が6筋の位を取った将棋です(ja.wikipedia、shogijugem)。長い将棋のための、ゆっくりした堅い選択です。同じ「菱」の名を持つ舟囲いの形は菱囲いです。
盤の上で組んでみる。
アプリのレッスンでは玉を一手ずつ美濃囲いへ歩かせ、検討では、流れが変わったときに組んでいた囲いの名前を示します。