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戦法 · 相掛かり

相掛かり

双方が飛車先の歩を伸ばして交換し、どちらの玉も動かないうちに飛車を働かせます。

このページの内容 6狙い組み方駒組みのあとの指し方気をつけることどんな相手に指すか相掛かりから分かれる指し方と鎖鎌銀

居飛車・囲わない(玉は中央付近)・

11手目までの相掛かり987654321abcdefghi 香香 桂桂 銀銀 金金 王王 銀銀 桂桂 香香 飛飛 金金 角角 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 飛飛 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 角角 金金 香香 桂桂 銀銀 玉玉 金金 銀銀 桂桂 香香 後手の持ち駒 歩歩 先手の持ち駒
形。定跡を11手進めた相掛かり。要になるマスに丸をつけてあります。先手が手前で、双方の指し手を並べてあり、持ち駒も盤の上下に書いてあります。

狙い

ここに並べた戦法のなかで、二手目でそもそも成立するかどうかが決まるのはこれだけです。飛車先の歩を突いて、返ってきたのが反対側の同じ手なら相掛かりになります。代わりに3筋の歩を突かれたら、まったく別の将棋です。

双方の歩が伸び、双方の金が角の頭を守りに上がり、そこで歩を交換すると、どちらの玉も元の位置のまま、飛車が盤上でいちばん働く駒になります。長い手順を覚える必要はあまりありません。十手目には局面が開いていて、あとは読みの勝負です。チェスから来た人がすぐ馴染むのはこの戦型です。

組み方

双方の指し手を並べてあります。この戦法は片方だけで組める形ではなく、相手がそう応じて初めて成立する戦型なので、先手の手だけを並べても手順としては嘘になります。

初形987654321abcdefghi 香香 桂桂 銀銀 金金 王王 金金 銀銀 桂桂 香香 飛飛 角角 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 角角 飛飛 香香 桂桂 銀銀 金金 玉玉 金金 銀銀 桂桂 香香 後手の持ち駒先手の持ち駒
初形

一手ずつ進めるか、再生を押してください。

指し手をタップするとその局面に飛びます。盤を選ぶと矢印キーも使えます。

全手順と、その理由
#先手後手狙い
1▲2六歩 △8四歩 飛車先の歩。 反対側で同じ手。これがなければ相掛かりになりません。
3▲2五歩 △8五歩 双方の歩が伸び、その後ろに双方の飛車。
5▲7八金 △3二金 金が角の頭を守ります。伸びた飛車先が本当に狙っているのはそこです。 相手の金も同じことをします。
7▲2四歩 △同歩 仕掛け。 取ります。
9▲同飛 △2三歩 そして飛車で取り返します。歩は互いに一枚ずつ持ち駒になって損得なし、先手の飛車が前線に出ました。 持ち駒の歩で追い返します。この一連の手順が向かっていたのはこの局面です。
11▲2六飛 2fの浮き飛車で、二つある本手順の一つ。もう一つは2八まで引いて、ゆっくり指す形です。

駒組みのあとの指し方

  • 追われた飛車をどこへ置くか、歩を突く前に決めておきます。2六は働き、2八は安全で、その先の将棋は別のものになります。
  • 角の頭を守り続けます。囲いがなく筋が開いているとき、受けの大半はそのマスです。
  • 一手余裕ができたら、一マスでも玉を中央から出します。ゆるい陣形はこの戦型では普通ですが、三本の筋が開いた5九の玉は別です。
  • 歩の枚数を見ます。開けた局面での持ち駒の歩は本物の武器で、双方たいてい一枚は持って進みます。

気をつけること

  • 自分が開けた筋にいる相手の飛車。筋からできることは、相手にも同じようにできます。
  • 角です。まだ双方盤上にあり、斜めは半分開いていて、囲いのない局面での角交換が中立なことはまずありません。
  • 手順です。この戦型の事故はほとんど、支える駒より一手早く突いた歩の交換から起きます。

どんな相手に指すか

相居飛車で、しかも双方が飛車先の歩を突かなければ成立しません。覚えることが少なく読むことが多いので、初級者が現実に試せるなかではもっとも激しい戦型です。

相掛かりから分かれる指し方と鎖鎌銀

この戦型から分かれる指し方には、それぞれ個別のページがあります。2六の浮き飛車からの中原流早繰り銀と塚田スペシャル、飛車を浮いてから石田流に転回するひねり飛車、飛車を2八に引くUFO銀です。横歩取りも、双方が角道を開けたうえで同じように始まります。もう一つの指し方には、初手からの手順を示した資料がありません。

鎖鎌銀

鎖鎌銀987654321abcdefghi 香香 桂桂 金金 王王 銀銀 桂桂 香香 飛飛 金金 角角 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 銀銀 歩歩 歩歩 歩歩 銀銀 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 角角 金金 飛飛 香香 桂桂 銀銀 玉玉 金金 桂桂 香香 歩歩 後手の持ち駒 歩歩 先手の持ち駒
二十七手目。8二の飛車と7四の銀、鎖と分銅が、5六の先手の腰掛け銀に向かい合っています。
鎖鎌銀987654321abcdefghi 香香 桂桂 金金 王王 銀銀 桂桂 香香 飛飛 金金 角角 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 銀銀 歩歩 歩歩 銀銀 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 歩歩 角角 金金 飛飛 香香 桂桂 銀銀 玉玉 金金 桂桂 香香 歩歩 後手の持ち駒 歩歩 先手の持ち駒
二十八手目。銀はさらに8五へ進み、先手の角の方へ向かいます。ブログはこの四手あとの局面を互角としています。

相掛かりで一方が腰掛け銀をめざすとき、もう一方は銀を5筋ではなく自分から見た3筋の方へ出すことがあります。後手なら△7四銀、先手なら▲3六銀です。そこから8五や2五を通って相手の角頭をねらうか、中央へ移ります。名前は飛車と銀を鎖鎌に見立てたもので、ja.wikipedia は8二の飛車を鎖、7四の銀を分銅としています。

名づけたのは加藤治郎で、知られている最初の対局は1956年、升田幸三が塚田正夫を相手に指したものです。後手の鎖鎌銀に対する古典的な対策は、双方の銀が相手の角を目がけて進む▲4五銀△6五銀の攻め合いです。

どちらの戦法かは資料によって違い、ja.wikipedia の鎖鎌銀の項と将棋ウォーズは後手の銀とし、ja.wikipedia の相掛かりの項などは先手の▲3六銀として説明しています。猪突銀という別名もあります。古典的な形を初手から示す資料はないので、図は、あるアマチュアのブログが初手から紹介する宮田敦史の現代の実戦からとりました。

そこでは銀は6三ではなく8三を通って出ていて、ブログはこの形がUFO銀などほかの名前でも呼ばれると書いています。

コンピュータ相手に指してみる。

アプリのコンピュータは、レベル9から12が四間飛車と矢倉の二つを定跡どおりに指し、Mino のレベルは人が指す序盤を指します。対局後の検討では、どの手で定跡を外れたかがわかります。まず手順を、次に狙いを試してください。

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